柔軟な入出力ポート数拡張性を有すSiフォトニクス適用高集積トランスポンダアグリゲータ光スイッチの開発

摘要

我々は、これまで、CDC-ROADMの小型大容量化を目的として、近年注目を浴びているSiフォトニクス技術を利用した高集積光スイッチを開発してきた。今回、簡単な構成で、CDC機能を維持しつつ入出力ポート数をモジュール単位で増減するSS型（Split & Select）型CDC光スイッチサイズ拡張方式を考案した。構成例として、開発した8×8Si光スイッチモジュールを複数用いた8方路48クライアント、および24方路16クライアント対応のトランスボンダアグリゲータ（TPA: TransPonder Aggregator）を試作し、CDC機能の確認と光学特性評価を行った。8×48および24×16サイズのTPA試作機双方について、入出力ポート数拡張後もCDC機能を有し、実用上問題ない光学特性が得られた。商用機に収容可能なSiフォトニクス技術を世界で初めて適用することに成功したので報告する。