遠隔励起EDF／DRAハイブリッド線形中継方式を用いたL帯1.2Tbit/s(32×43 Gbit/s)、528km (6×88 Gbit/s) DSFのフィールド実験

摘要

高速· 大容量、長距離の伝送システムにおいて、SNR (信号対雑音比）向上が可能な、L帯遠隔励起EDFと分布ラマン増幅(DRA) を用いたハイブリッド線形中継方式を提案し、その適用可瀧性を検討している。 その検討において、L帯 (1570－1600nm) で動作する、新規ダブルパス2段増幅構成の遠隔励起EDFモジュールを作製し、その高効率特性を確認している。 また、その高効率モジュールを用いて、陸上敷設DSF上のL帯における、遠隔励起線形中継フィールド実験を初めて行い、100GHz信号間隔、ストレートラインのフィーリレド実験として、これまでで最高の528km (6×88km) の線形中継距離を達成している。 さらに、本方式では、L帯で高いDRA利得が得られるため、遠隔励起EDFの利得と合わせて、優れた光SNR改善効果 (最大で約2.5dB) が得られることを確認している。