DTTR 方式によるマルチコアシステム向けのタスクの最大並列度を基にしたタスク割り当て手法

摘要

本稿では，Duplication with Temporary Triple Modular Redundancy and Reconfiguration （DTTR）方式によるマルチコアシステムのためのタスク割り当て手法を提案する．提案手法はクリーク分割を用いて，タスクの最大並列度を基にタスクをグループ化し，並列実行できるタスクは可能な限り異なるグループに分類する．分類後，コアのメモリサイズ制約を考慮しながら，可能な限り同一グループのタスクを同一コアに割り当てる．実験では，提案手法を用いて最大並列度の異なる2 つのタスクグラフをマルチコアシステムに割り当て，シミュレーテッドアニーリングによるタスク割り当て手法と実行時間毎の平均障害率を比較した．