コンクリート研究一筋に＝加賀秀治教授が最終講義＝

摘要

昨年11月18日，東京工芸大学で「コンクリート技術の発展を顧みる」と題する加賀秀治教授の最終講義が行われた。 加賀教授は大成建設に36年間勤務して退職し，平成2年から10年間，東京工芸大学教授として建築材科の研究·開発と教育·育成につとめて来られ，建築学会や建築業乳　 あるいはコンクリート技術の進歩に多大の貢献を果たした人である。 　 当日は加賀教授の教え子を中心とする同大学建築学科学生，既卒のOB·OG，大学関係者,コンクリート工学を中心とする建築材料分野の研究者，大成建設関係者など約120人が聴講，長年にわたる加賀教授の研究成果と，その篤実な人柄にあたたかい拍手を送った。