コンクリート工学協会『廃棄物のコンクリート材料への再資源化に閑するシンポジウム』および環境科学会『化学物質の管理と吸着技術』に参加して

摘要

廃棄物の減量·再資源化などその適切な処理は21世紀前半の重要な課題である。 とくに建設産業から排出される廃棄物は産業廃棄物量の20％，最終処分量の40％を占めている。 一方，建設産業は再資源化された廃棄物の大量受け入れ克として期待されている。 とくに，セメント·コンクリート産業は最大の受け入れ先として期待されている。 このような背景のもとコンクリート工学協会では『廃棄物のコンクリート材料への再資源化研究委員会』を昨年4月に発足させ，廃棄物の再資源化に関する調査研究を進めている。 委員会は4つのワーキンググループ（WG）に分かれて活動しており，再生コンクリートに関するWG，JIS化されていないスラグ·焼却灰等の無機系廃棄物のWG，プラスチック·木材等の有機系廃棄物のWG，環境安全評価を扱うWGである。