アルミニウム合金中の添加元素と活性化処理が亜鉛置換処理と無電解ニッケルーりんめっきに与える影響

摘要

アルミニウム合金は，軽量かつ加工性·防食性に優れることから，近年適用先が拡大しており，耐摩緒性·耐食性·装飾性等の表面特性を向上させるためには，一般的にめっきが施される。無電解ニッケル-りんめっきは，高耐食性?高硬度（約HV600）·高耐摩耗性を特徴とし，上記の表面特性を向上させる方法として有効である。近年では，バイオ燃料によるアルミニウム合金の腐食が輸送機器分野で問題視されており，これにはニッケル基のめっき皮膜による防食処理が有望と考えられる。