弘前大学大学院理工学研究科·知能機械工学コースと機械材料機能学分野のご紹介

摘要

弘前市は本州の最北部に位置し，りんごやねぶた祭をはじめとする農業や観光で，また学部としてもよく知られている人口18万弱の小都市です。弘前大学理工学部は，旧理学部を母体として1998年に設置されました。改組に伴い工学系の学科が新設され17年目を迎えています。私が現在所属す知能機械工学科は，理工学部開設の翌年に新設された知能機械システム工学科を礎とし，大学院の設置や学科名称の変更を経て16年目を迎えつつあります。学科の設立当初から機械系の材料に関する大講座として機械材料械能学分野が設けられ，現在に至っています。重要な機械材料である金属材料を取り扱うグループと，生体を含む多様な材料の力学的特性を扱うグループの2つのグループを柱として，現在ほ3人の教員が教育と研究を行っています。私はそのなかのひとりとして，構造材料としての金属材料の分野を担っています。