未踏科学技術とは人が人であるために必要なものである

摘要

失われた20年を経て、技術立国と言われた日本は自信をなくしてしまったように見える。日本に限らず、世界も将来への期待を感じなくなっているように感じる。年寄りは昔をただ懐かしみ、若者は家族や地元の友達達とのつながりのみをよりどころとして「まったりとした日常」に適応しよう　じで瞑る。企業も大学研究者　短期的なガターンを求め、しかも最小限の投資でリスクを抑え、他社や他国で生まれた技術をただ買いあさり、「ソフトウエア]や[システム」という魔法の言葉で[新しい技術立国]を目指そうとしているように見える。あたかもそれが新しい産業革命であり、その波に乗れないのは時代遅れであるかのように。