丸善石化/産総研、ナフサの接触分解用触媒開発で共同研究を開始-低温分解で省エネ/オレフィン収率向上/接触分解炉開発へ一

摘要

丸善石油化学と（独）産業技術総合研究所は「ナフサの接触分解技術」を共同開発することで合意、その命運を握る長寿命触媒の開発研究を2005年度からスタートさせた。 現行のスチームクラッキング法に比べてナフサの分解温度を250℃も下げることができるため、エネルギーの消費量を3割近くも低減できるうえ、エチレンやプロピレンなどオレフィンの収率を10ポイントも向上させることができるメリットがある。