日本の産業用繊維、半分は自動車用でシフト進むも全消費は横ばい

摘要

日本の産業用繊維市場のほぼ半分が自動車用であり、化合繊消費全体に占める産業用の割合は拡大しているものの、産業用全体の消費量は横ばいで推移している。 日本化学繊維協会が国内主要46企業や団体にヒアリングする方法で市場動向を調査した。国内化合繊メーカーの産業用へのファイバー投入量は2003年度で28万2,000トン、産業用の輸入素材は4万トンとみられるため、化繊の産業用ミル消費（輸出を除外した中間段階での工場消費量）は32万トン強と推定される。