SF映画に見る未來社会への提言/「バイオハザード」に見る未来社会の絶望

摘要

「フィフス·エレメンツ」に続くミラ·ジョボゲィッチ2度目の登場です。原作がゲームなのでA級SFにはなりえないけれど，それなりに見れたかなという映画。 なるべくA級SFを取り上げたいという私の意向からいうとかなり不本意なのですが，SF不作の昨今，皆様には少し点数を甘くして許して頂きたいというのが本音です。 原作のゲームは日本の大手ゲームメいカー「カプコン」の「バイオハザード」シリーズだという。 残念ながら私はゲームをやらないので，そのあたりの楽しみ方は分からないのだが,ゲームではゾンビの巣窟と化している森の洋館が，この映画では架空のアメリカ中部の街，ラクーンシティの地下の，アンブレラ社のハイテク研究所が主な舞台となっている。 洋館は出てこないわけではなく，この地下研究所への入り口として登場している。ただし，ほんの入り口程度の役目だけで，あまり怖さはない。設定ではこの入り口をカムフラージュするための，若い富豪夫婦の新婚家庭という設定だが，だいたいそのあたりからして無理がある。