型枠工事の省力化で入手不足に対応

摘要

建築工事の現場における技能者不足が深刻化する中、(株)BiC（高木幸三郎社長）が製造·販売する、コンクリート型枠工事の省力化を実現する工法に注目が集まっている。商品名は「インサートコン」。従来工法では型枠保持にプラスチックコーン（Pコン）を使用し、脱型後にそれを取り外しているが、この工法では、型枠を留める軸足の他はコンクリートにそのまま埋め込んでしまう。軸足を外した後の仕上げはモルタルキャップもしくはプラキャップを打ち込むだけ。Pコン除去後のモルタルによる穴埋め作業がなくなるほか、産業廃棄物を大幅に減らすことができ、省力化とコスト削減が見込める。エコノミータイプの「E」と、防錆防水タイプの「スーパー」がラインナップされている。