湿式外断熱工法を要求性能から考える

摘要

最近では、一般の建築断熱の本にも「内断熱や中断熱より、外断熱の方が、省エネや結露防止の点で、優れている」と書かれるようになった。3年前に、弊社で米国ドライビット社のアウサレーションの販売を開始した時期と比較すると、大きく時代が変化した印象を受ける。最近では新築の設計で、アウサレーションを検討いただく物件もかなり増加してきたが、一方で、外壁劣化対策（ストック改善事業関連）や省エネ対策·住民の健康対策としての防露工事の観点で、改修を検討·実施する物件は、新築を上回る勢いである。湿式外断熱の動向に関係の深い話題に関して、最近の関連事情を以下に紹介する。