被災直後の私達の提言と提案--「東日本大震災を受けて、今、私たちが提案·提言できること」一竹中環境シンポジウム2011から

摘要

東日本大震災から3か月後の昨年6月、ようやく直接的な被害の全貌が把経できる状況となり、復興に関する様々な議論が組織的に行われ始めた。　竹中工務店では、例年開催していた環境シンポジウムの内容を変更し、「東日本大震災を受けて、今、私たちが提案·提言できること」をテーマに全従業員からの提案を募集した。幅広い職能の社員が参加し、海外を含めた部門を横断する各チームから計166件の提案．提言が寄せられた。7月6日には、社外のパネラーを含め、国内及び海外の8事業所をTV会議システムで結びシンポジウムを開催した。シンポジウムでは、寄せられた提案から選考された15件を、以下に示す5つのセッションに分け提案者がプレゼンテーションを行い、その内容を深める討論と将来の復興への展開の可能性を議論した。