乾式煉瓦パネルツステムの開発

摘要

弊社の所在地である群馬県前橋市は古くから養蚕で栄えた町で、かつて「生糸の町」前橋は、外貨獲得の優等生として前橋シルクを輸出していた。 そのシルク·繭を保管するために煉瓦倉庫が建てられ、また、養蚕農家には赤城型民家といわれる木造茅昔二階建て住居兼作業場があった。一方、富岡製糸工場の煉瓦を焼いた技術者らを招致して、前橋燦化製造所という藩士の授産が明治18年に創立され、明治26年までの8年間、煉瓦場として赤煉瓦を製造していた。 弊社は、その後大正6年から煉瓦を焼き始め、平成元年までの約70年間に渡り煉瓦製造を行ってきた。 その後弊社は、煉瓦製造という定義を"焼くことから使っていただくためのシステム製造"に方針を切換え、平成7年からUSAのGlen-Gery社·Real Brick社に薄い煉瓦の生産供給を依頼し、その煉瓦を用いた工法の開発を進めてきた。 さらに平成12年に外断熱ブリックパネルシステムの構築というテーマで、中小企業創造活動促進法の研究開発等事業計画を群馬県から認定され、平成14年3月に商品開発を終了した。