余剰麻酔ガスの分解·除去を可能に昭和電工が装置を共同開発

摘要

九州大学医学部附属病院と昭和電工は共同で、医療施設で全身吸入麻酔に使用された後に大気に放出される余剰麻酔ガス（亜酸化窒素（笑気ガス）と揮発性麻酔薬の混合ガス）を分解·吸着除去（99．5％以上：実績値）する装置（アネスクリーン）を世界で初めて開発した。 亜酸化窒素（N_2O）は、二酸化炭素（CO_2）の約300倍の温暖化係数を有し、大気中では非常に安定（半減期：約150年）した物質で、オゾン層の破壊も懸念されている。