暉峻義等：多面体の超人

摘要

日本産業衛生学会の発祥は倉敷です。1929年（昭和4年）2月，前身の産業衛生協議会の第1回総会が開催ざれたのが倉敷労働科学研究所で，理事長が暉峻義等でした。倉敷労働科学研究所は1937年に東京·青山で日本労働科学研究所として再出発しました。同年の11回総会から臨時の大会を含めて4回ほど続けて暉峻義等が責任者となって総会が開かれています。当時の難しい社会情勢を乗り切っていくために暉峻の学術力と政治力が必要だったのでしょう。産衛が今日まで継続していますが，暉峻義等の功績は非常に大きかったと思います。