産業·組織心理学ハンドブック

摘要

本書は，産業·組織心理学会創立25周年を記念して出版された，産業·組織心理学としては本邦初のハンドブックである。1985年に発足した産業·組織心理学会は，人事，組織行動，作業，消費者行動の4部門に分かれ，学会大会以外にも定期的に部門別研究会を開催するなど，各部門で精力的に研究·実践活動が行われている。本書の章立ては，学会を構成する4部門の区分に従った形式で構成されており，部門ごとに各章の概説と29～33の中項目が1項目につき4ページにわたり詳細に解説されている。これら4部門の計123項目から成り，序章，付録，索引を加えて大変充実した内容となっている。執筆者は，学会員を中心とした約120名の研究者·実務家であり，労働科学研究所の研究員も執筆者に複数名を連ねている。