派遣切り～国と企業の責任を考える～

摘要

「私の判断で，厚生労働省の講堂を開放します」新年の幕の内もあけやらぬ1月3日，午後7時前。すでに夕闇に包まれていた東京·日比谷公園で待機していた湯浅誠年越し派遣村村長の携帯に，待ち望んでいた知らせが届いた。電話の主は，大村秀幸厚労働副大臣。