2010年LPガス輸出は大幅増だが不安定要素も拡大している

摘要

（財）エルピーガス振興センターが主催する「国際LPガスセミナー2006」が2月23，24日の2日間，港区新橋の第一ホテル東京で開かれた。 このセミナーはこのところ毎年2月下旬に開催されており，今回で11回目となった。 LPガスのセミナーは最近では世界各地で開かれているが，海外からの参加者は異口同音に「この日本のセミナーが一番充実しており，産消が忌憚なく討議できる場だ」と評価している。今回の海外からの参加国は，産ガス国がアブダビ，サウジアラビア，アジアの消費国が中国，韓国，インド。 それにとどまらず世界LPガス協会（WLPGA），船会社ベルゲッセン，トレーダーのガスリンクブローカーズ社，アラスカ天然ガス開発機構などが参加，プレゼンテーションした。 日本側からは経済産業省資源·燃料部石油流通課，日本LPガス協会，同輸入協議会がプレゼンした。 これに加えて調査会社ポーテン＆パートナーズ社のコーリン·シェリー氏の基調講演が行われ，いずれにも活発な質疑応答が交わされた。サウジアラビアのファイサル·トラッド駐日大使，UAEのサイード·アルノワイス特命全権大使も傍聴参加。 このセミナーへの期待が大きいことをうかがわせた。 このほか海外の国営石油会社，ガス会社，LPガストレーダー，海外メディアも多数詰めかけた。 国内では各経済産業局，LPガス·石油元売各社，卸各社，販売店，都市ガス会社，石油化学各社，国内メディア等が参加した。参加中込みは400名余にのぼったが，会場の都合で300名に絞り込むはどの盛況ぶりとなった。 LPガスに対する関心の高さを物語っていた。