セメント業の労働生産性約2万t／人へ向上（2）稼働キルン1基当り生産量は過去最高、セメント業の現況

摘要

セメント生産の推移は2006年度でボルトランドセメント5，461．7万t、前年比2.0%増、混合セメント1，519．8万t、同5．7%減となり、計6,81．5万t、同0．3％増となり3年連続してプラスの伸びとなった。 一方、輸出は335．6万tで同21.8%の2ケタ減となった結見合計では7，317.0万t、同1.0%減となり、'97年度のピーク時に比べ80%程度の生産水準で推移した。このような生産の逓減を背景にセメント業界は全力をあげて生産性向上に努めてきた。 その成果のひとつである労働生産性は19，642t／人に向上、'04年以降2万t／人のレベルで安定的に改善されている。