極低炭素鋼のくり返しせん断変形加工による超微細化メカニズム

摘要

極低炭素鋼に対し、側圧付加によるくり返しせん断変形加工を行い、以下の結果を得た。 1）引張蝿さは加工回数に応じて増加し、10回の加工後では初期状態の約3倍の強さが得られた。 2）1回のせん断変形加工後のTEM写真において、光学鎖徴鏡観察時の黒っぽい領域に対応するせん断変形帯 ∧冥硕叹?.3-0.5m、長径3～5mu m程度の長軸く小さなマイクロサイズの態域が観察された。 一方、明るい領域では冷間加工により生成したセル組織が観察された。 3）結晶組織は酢工回数に応じてせん断変形葦領域を増加し、10回の加工後では長径0.5短径0.2mu の微　 細組織が得られた。 4）EBSPによる方位解析結難から、5珂加工終了時では測定領域の2割程度が、方位差10度以内のセル組織　 であったが、10回加工終了時ではセル間の太角化が進行した。