グローバルな新市場主義路線の崩壊世界は今、百年に一度の大津波に

摘要

いま世界中で最大の関心事は、金融危機から世界大恐慌へと百年に一度の大津波を制御できるのかである。 1930年代の世界大恐慌を契機に、1944年米国のブレトンウッズに45カ国の首脳が集まって「連合国通貨金融会議」を開催し、経済·金融の国際協調を求めて、IMF（国際通貨基金）と世界銀行の設置を決定した。 また、「金·ドル本位制」として固定相場が導入された。しかし、この相場制は1971年にべトナム戦争などで米国の国際収支が悪化したため、ドルと金の交換の停止を突然発表し崩壊した。それがニクソン·ショックと言われ、円は1ドル＝360円から308円へと大幅な円高になった。