［資料］石綿に係る我が国の関係法令と国際動向

摘要

石綿は、いしわた、せきめん、アスベストと呼ばれ、耐熱性、防音性、耐薬品性、耐磨耗性等極めて優れた性質を有し、かつ価格が安いことから建材、工業製品として多くの種類の製品が製造され、建築用、産業用、家庭用として各方面で使用されてきた。 しかし、平成17年6月29目の某新聞の夕刊にクボタ（株）尼崎工場の従業員の過去10年間の石綿死50ノし、過去全体での石綿死79人の記事が最初に報道されるなり、毎日のように石綿に係る記事が掲載されるようになった。 その被害の大きさは、労働災害としてほ過去にみられない未曾有の被害になる様相を示し、更には公害問題への発展も懸念されている。この間題に対して行政は種々の対策を講じているが、そこで今日までの石綿に係る我が国の関係法令と国際動向について報告する。