衝撃弾性：衝撃弾性波による覆工コンクリートの強度·剥離·ひび割れ深さの測定

摘要

約60年経過したトンネルを対象として，インパルスハンマーおよび衝撃弾性波法により，浮き剥離，強度指標，ひび割れ深さを測定した。 浮き剥離を検出する方法として，軽量なインパルスハンマーで軽打したときのハンマーの接触時間と後半機械インピーダンスZRとを併用したところ，約75％の的中率で検出できた。さらに，浮き剥離を衝撃弾性波法の加速度計で得た鋼球接触時間によって判定すると，インパルスハンマーを用いる方法よりも検出能力が優れていた。 強度指標は，インパルスハンマーの後半機械インピーダンスZRが適当であると思われる。