2005年アルミ新地金需給と価格動向

摘要

丸紅·軽金属部地金課は、毎年、10月～11月に翌年の世界アルミ需給動向と相場見通しをプレス発表し、その後に、2－3月、5-6月、8－9月の年3回ペースで見直し版を作成、ユーザーへの情報提供の確度向上に努めている。 ここで紹介する資料は、第1回目に当る"2月見直版"で、「2月発表ゆえ現時点での予想、見直しとは若干の禿離がある」（軽金属部地金課）ことを前提に本誌は3月末に入手した。 そんなことで、ここに紹介した数億を参考にする場合は、そのことを踏えていただくことを編集部からもお願いする。 さて、2005年の世界の需給動向だが、ネットで42万3，000トンの供給不足になると予想。 まず需要だが、西側計2．282万3，000トン（前年比2．5％増）、東側計847万7，000トン（同11．9％増）の合計3，129万9，000トン（同4．9％増）。 一方の供給は、西側計1．936万1，000トン（同4．5％増）、東側1，151万5，000トン（同4．2％増）の合計3，087万6，000トン（同4．4％増）。 これを差し引きすると、42万3，000トンの供給不足となる。