北海道における施肥管理を巡る近年の動き

摘要

平成19年2月に国連の「気候変動に関する政府間パネル（IPCC）」の第4次報告書がでて以来、地球温暖化関連に関する記事やニュース等が目にとまることが多い。 このような環境問題が時代のキーワードになって久しいが、近年は、地球環境がサミット（先進国首脳会議）の課題や国連会議の主題としても取り上げられる。 例えば、平成20年7月に開催が決定した北海道洞爺湖サミットでは、そのコンセプトとして「環境との共生」などを掲げている。そのため、農業研究分野では本道の恵まれた環境との共生を目指した、環境重視型の農業技術研究を積極的にアピールすることが期待されている。