2次加工/3. 光ファイバ用ステンレス保護管製造ライン

摘要

高度情報通信社会とは，「人間の知的生産活動の所産である情報·知識の自由な創造, 流通，共有化を実現し，生活·文化, 産業·経済，自然·環境を全体として調和し得る新たな社会経済システム」とされている。 光ファイバ網は，高度な情報通信インフラの中心となるものとして期待されている。光ファイバは，石英ガラスなどの材料からなるコアを樹脂で被覆した単心をベースに，これを複数本並列に配列させ一括被覆したテープ心線などをさらに積層し, 多心ケーブルとして使用されている。 しかし，細径·軽量化，耐圧性（強度·側圧），耐熱性，耐食性などの使用環境を考慮した場合，金属管被覆の要求も多い。金属管の素材としてはアルミ，銅，ステンレス鋼などがあるが，用途上, 使用環境が苛酷, 耐用年数が長いことから，一般的にはステンレス鋼が採用されている。ステンレス管被覆光ファイバは従来の樹脂被覆に比べて，耐食性，高強度，耐海水性，耐熱性，細径対応という特徴を有している。