自動車のサウンドデザインへの取り組み

摘要

本稿では，心地よいエンジン音をカテゴリによらず適用できる目標設定の取り組みとして，事例を説明する。第一にエンジン音質を表す評価因子を抽出し，客観データによる指標化を検討した。第二にカテゴリによらない音創りの考え方を整理し，個々の車両イメージやコンセプトに応じた特徴づけをエンジン次数成分のチューニングで行う考え方を仮説として設定した。第三に，特徴づけの仮説をActive Sound Designの技術（詳細後述）を用いて検証した。