日本の新しい職業「VMDインストラクター」が流通業を活性化させる

摘要

VMDインストラクターのことを話す前に、VMDとは何かをお教えしよう。VMDとは、ビジュアル·マーチャンダイジングの略で、ひとことで言うと売場づくりのノウハウだ。売場づくりとは、品揃え、店舗デザイン、ディスプレイ、店頭販促すべてを指すが、日本ではVMD＝ディスプレイの技術という見方が多い。だから大きなショーウインドウを持つ百貨店を中心に日本のVMDは活発になってきた。しかし近年は、百貨店の不振から、ただウインドウのディスプレイがきれいなだけでは店の売上は上がらない…ということに気づき、小売店全体の経営戦略としてのVMDが、急速に唱えられてきた。