AGFST（ソイルツアー）工法－自穿孔式トンネル掘削長尺補助工法

摘要

トンネル掘削補助工法は、湧水の多い地山や未固結地山および亀裂の多い地山、膨張性地山等において使用されることが多く、使用目的としては、天端の安定対策、鏡面安定対策および脚部沈下対策等があげられる。 AGFST工法は、一般的な補助工法と同様に、トンネルジャンボに搭載されている削岩機を使用して施工される。 通常、天端の安定対策は、打設方向、切羽天端前方仰角5～7°、打設ピッチ、ラジアル方向45cm、打設範囲、天端120°部分に鋼管長さ約12m、本数25～30を打設する。 これを1シフトとする。 このシフトをトンネル進行9m毎に繰り返し施工する。 脚部沈下対策としては、鋼製支保工1間（通常1.0m）毎に左右各1～2本、長さ3～6mを打設する。