周囲環境と人に配慮した建設·解体·撤去工事：石綿取扱い作業従事者に対する特別教育の効果的な進め方

摘要

石綿は、「燃えない」「他の材料と混ざりやすい」「引張り強い」「電気を通しにくい」「摩耗しにくい」「薬品に強い」などの特性があるため、昭和30年代頃からは、建築材料として、数多くの建築物に使用されてきた。 これらの建築物の老朽化等により、今後、解体·改修工事が本格化することが予想されることから、建築物の解体·改修等の作業に伴う石綿を取り扱う労働者の健康障害予防のために、「石綿障害予防規則」が平成17年7月1日より施行され、石綿使用建築物等の解体等業務に従事する労働者に対する特別教育が義務づけられた。