TCP,UDPトラフィックに着目したファイル共有検出システムの構築と運用評価

摘要

ユーザによるファイル共有が企業や教育機関でも見受けられる一方で，著作権の侵害などの深刻な問題が表面化している．一般的にはデータ·ペイロードを検閲する以外に，ファイル共有ソフトウェアを検出する有効な手段がない．本研究では，ネットワーク上のTCP，UDPパケットの流れから，同ソフトウェアを検出する汎用的な手法を提案する．さらに，本手法に基づくシステム構築と，和歌山大学における実験結果について述べる．