M42レンズがおもしろい：スーパータクマー135mm F3.5（後期型）

摘要

タクマーという名前のレンズが誕生したは1954年。 国産初の35mm一眼レフ、アサヒフレックス用の交換レンズが最初の製品である。 ちなみにタクマーという名前は、梶原琢磨という人物に由来している。 琢磨は旭光学工業（現ペンタックス）の創業者である梶原熊雄の兄弟で、若くしてアメリカに渡り画家兼写真家として活躍。 カメラメーカーとして船出をするにあたり、2代目社長の松本三郎が、新レンズにこの名前を与えたのだ。 初代タクマーのレンズマウントは37mm径のねじ込み式だったが、1957年ペンタプリズムを内蔵したアサヒペンタックスAP発売を機にM42に変更。これ以降、一眼レフ界のユニバーサルマウントレンズとして、タクマーレンズは世界中で愛されることになる。なおタクマーレンズには、絞りがクリックストップ式の手動絞り（当時の名称は普通絞り）とプリセット絞りの2種類がある。