ツァイスの中判広角レンズ ビオゴンT＊38mm F4.5とディスタゴンT＊35mm F3.5

摘要

ビオゴン38mmを固着した広角専用機ハツセルブラッドSWシリーズの最新モデルは2001年に発売された「905SWC」だ。 その特長は、CFi仕様にアップグレードされ、シャッターの耐久性を高めるメインスプリングや、スムーズなフオーカシング機構など、目に見えない内部改良が主だとある。 そのなかで注目したのは、環境に配慮して鉛やヒ素を含まない光学ガラスを新たに採用したという記述部分だ。 ガラスに鉛などが含まれていなければ屈接率は変わるはずだ。ということは、以前のレンズとはわずかかもしれないが曲面に違いがあるはずだ。 とすると新旧レンズで描写の違いがあるかもしれない。 なんだかシャーロックホームズが犯人の証拠品を鑑定するような気分になってきたぞ。これはおもしろい。...だが、よく考えると比較しようにも旧モデルは手元にないし、使った経験もないから印象も述べられないのだ。 ということで読者には申しわけないが歴代のSWシリーズは他項をご覧いただきたい。