準等温化圧力容器を用いた空気圧機器の流量特性計測に関する研究

摘要

本解説では、充填率の引下げあるいは放出速度の上昇に伴う等温性の劣化に対して、ストップ法を利用して放出初期と後期において容器内平均温度を各1点計測し、それを用いて等温化放出法の流量算出式を基に温度補償法を紹介する。 検討の便宜のため、充填率の引下げあるいは容器の小型化による放出速度の上昇のため等温性が劣化し、最大温度降下が3 [K]以上あるいは温度の最大変化が1 [K/s]以上になるような等温化圧力容器を以下、準等温化圧力容器と呼ぶ。