PLCデータ遠隔監視システムによる設備保全の効率化

摘要

どの会社においても設備保全の最優先業務は突発故障への対応であり、設備保全担当者はこの対応を削減するため、日夜努力されていると思う。 しかしながらこれらを取り巻く環境は、人員削減や新規設備の投資抑制などのため、現状の設備稼働率を維持するのが精一杯である。 そこで昨今進歩が著しいITを導入することで設備保全の効率化を図り、設備保全担当者の業務軽減が可能になると考える。 当社が提案するPLCデータ遠隔監視システム（Remote Data Inspection System以下RDIS）は、設備のデータを簡単に収集し、情報の共有化を図ることで突発故障時の対応を迅速に処理するシステムである。 本稿では、当社が納入してきたRDISの経験を元に、設備保全の効率化を図るべく、PLCの内部データの更なる有効な利用方法の提案を紹介する。