熱間鍛造用金型鋼「ZHD436」を使用した金型寿命向上の取組み

摘要

グローバル化が進むに伴い、国内外ともに競争力のある製品が求められている。市場ではより安価で、より高品質の製品を求める傾向になっていることは周知の事実であり、各社とも原価低減の取組みは命題となっている。現在、コンロッド熱間鍛造型にはSKD61（日立金属製DAC）が使用されているが、3工程のうち1工程目の荒加工型が、他工程型に比べ早期寿命となるため、型管理が煩雑となり、かつ製品単価を押し上げている（図1）。今回、短寿命となっている1工程目の荒加工型を、2、3工程の金型なみに、寿命を向上させることを目的とした改善の取組みを実施した。