放電加工技術の部品加工への応用

摘要

当社では、1976年にワイヤ放電加工機を導入し、金型部品加工用の機械として活用してきた。その後、自動車部品などの試作加工の比率が高くなり、現在では金型関連よりも部品加工の比率が圧倒的に高くなっている。一般的に放電加工機は、部品加工には適さないという印象をもたれているが、当社ではマシニングセンタ（MC）22台に対して放電加工機14台（ワイヤ放電、形彫り放電、細穴放電含め）の陣容であり、部品加工に対しても大いに活躍している。そこで本稿では、放電加工の部品加工への活用方法として当社の事例を紹介する。