電気設備のトラブル対策：配線用遮断器の中相接触不良

摘要

高圧自家用電気設備（キュービクル式）内に設置されている単相3線式電灯回路の配線用遮断器（以下「ブレーカ」という）の接点部分で接触不良を起こし，負荷機器が焼損する事例が発生した．原因調査のため，当該遮断器（第1図参照）の電源·負荷側の同相端子間における接触抵抗値測定メーカによる当該遮断器の分解調査結果から接点部分の接触不良になった原因，および再発防止対策を記述する．