電気設備のトラブル対策：不使用機器や配線は漏電·感電のもと

摘要

電気使用場所においては，機器の取替えや改造により不要となる配線が生じることがある．取替えや改造により新規使用する機器の稼働に傾注するあまりに，不要になった配線がまれに電圧印加した状態にて放置されることがある．不要配線は，正規使用しないため切断したままの状態や支持·固定のない状態の場合があり，感電や漏電の原因になるため，機器のリプレースとともに不要になった配線は，撤去することが大切である．以下に，機器の不要配線から生じた漏電発生の事例を記述する．