吹き付け塗装を用いた新銀鏡塗装システム

摘要

近年,塗装の分野において金属調意匠が種々の部品等に高級感をもたせタ素材保護と意匠の付与という塗膜の付加価値に，さらに高級感を与えている。 この種の意匠はぅ自動車,家電夕建築ならびに建材にも普及しており,各分野ともさらなる高級感の付与のための差別化が進む中で，一層メッキ調の粒子感の少ない意匠へと進展してきている。 しかし,アルミパウダー等の光輝材では粒子感を少なくするには限界がある。 一方,銀イオン溶液を還元して金属やガラス表面に析出させる銀鏡反応膜は,「鏡」への応用で古くから知られているように，上記の金属調塗装と比較して意匠的に大きな差がある。 しかし,銀鏡反応を制御するためには，浸漬（しんせき）法が望ましいため，塗装のような少量多品種および形状の複雑な物に対しては良好なものとは言まない。