低カーボンHgO-Cにおけるカーボン原料と耐熱スポーリング性の関係

摘要

二次精錬用耐火物における脱マグクロ化の候補としてMgO-Cれんがが挙げられる。一般的なMgO-Cれんがは10～20mass％程度のカーボンを含んでいるため，マグクロれんがの代わりに使用すると，錦のカーボン汚染および放散熱量が多くなる等の問題が発生する可能性がある。 このため二次精錬用MgO-Cれんがは低カーボン化を図る必要がある。しかしながら，カーボン量を減少させると，耐スポーリング性が低下する問題がある。 本報告では，低カーボンのMgO-Cれんがの開発にあたり，カーボン原料種（鱗状黒鉛，ピッチ，人造黒鉛）と耐熱スポーリング性の関係について検討したので報告する。