ベトナのセメント·コンクリートマーケット

摘要

1976年に南北統一されたベトナムであるが、統一後の10年間は古典的社会主義思想に基づいた国家運営がなされ、カンボジア侵攻·中越戦争などもあり、経済的には苦しい時期が競いた。しかし1986年にドイモイ（刷新）政策を選択し、市場経済へ大きく舵をきり、さらに1995年にはアメリカと和解、ASEANにも加入し、その後著しい経済成長をとげることとなった。これに伴い、セメント需要も2000年以降、毎年10％以上の成長をみせ、2009年には日本のセメン打電要を上回った（図－1）。2010年には年問需要が5千万トンを超え、世界第6位のセメント消費国となっており、2000年からの10年間でセメント需要は約3.7倍に増加した。しかし、経済成長と同じく毎年大幅なインフレが続き、2011年には物価上昇が過去最悪となりそうを勢いを示したため、ベトナム政府は思い切った金融引き締めによるインフレ対策を実行じた。このため不動産バブルは一気にはじけ、セメント需要も2011年は対前年比95％、2012年は対前年比96％と縮小に転じた。2013隼もこの踊り場状況は続く見込みであるが、2014年以降、再びセメンも需要は成長に転じると推測されておりミ202年ほは9千万トン程度にまで成長するとの予測もをされている。