日本近海に眠る[金属資源]

摘要

日本は各分野で世界に誇れる技術を持ち、技術立国としての地位を築いてきましたが、その原料となるベースメタル（鉄、銅、亜鉛、鉛等）、貴金属（金、銀、白金等）、レアメタル（ニッケル、チタン等）などの金属資源の多くは海外からの輸入に依存しています〕近年、新興国の急速な工業化や経済発展により、金属資源の世界的な需要は増加し、我が国への安定かつ持続的な供給に対する危機感が高まる中、日本の排他的経済水域（EEZ）における海洋資源が注目されるようになっています。今回はその海洋資　源の中で海底熱水鉱床、コバルトリッチクラストマンガン団塊について紹介します。