浸炭マクネシア原料を用いた耐火物第二報

摘要

現在，弊社では様々な種類の使用後れんがのリサイクル活動に取り組んでいる。製鋼各社や，セメント製造各社等の各設備にて使用されたれんがは，操業中に発生した不純物を含むため，そのままリサイクル原科として新たなれんがに用いると，物性が低下するという欠点があり，リサイクル原料の活用は不定形補修材等，限定的にしかできなかった。本研究では，マグネシアーカーボン質れんがのリサイクルを検討した。使用済みマグネシアーカーボン質れんがを回収し，ロータリーキルンによって酸化焼成処理を行った。酸化焼成処理を行うことで，遊離カーボンや，バインダー由来のカーボシを除去し，また集塵しながら焼成を行うため，微粉部分に多く含まれる不純物を除去できる。