炭素含有れんがの荷重下膨張特性について

摘要

荷重下膨張は，所定の荷重を試料に与えた状態で昇温し，膨張率を測定する方法であり，MgO－Cれんが等の膨張挙動を評価する手法として用いられる事がある。通常，室温から高温域まで一定の荷重の下で測定され，当然の事ながら与える荷重の大きさにより膨張挙動は異なったものとなる。与えられた荷重により試料は変形し，その変形は弾性的変形と塑性的変形の合計であると考えられる。従って荷重下膨張率は，次の式により表わされる。