かつてない性能を実現した紫外可視近赤外分光光度計「V-7000」

摘要

Abs8まで測定可能な世界最高レベルの紫外可視近赤外分光光度計V-7000シリーズを，あらたなラインナップとして加えました。 Abs8とは，1億個のフォトンが入射した際に透過するのがその内の1個のみである透過率レベルに相当します。 これまでの汎用の分光光度計では，Abs5程度が限界でした。 それでも透過率0.001，すなわち10万個のフォトンの内の1個が透過するレベルですから，かなりの精度です。 しかし，測定対象となる試料，特にフィルタ，反射防止膜，ダイクロイックミラー，偏光子などの光学素子·素材などは，レーザと組み合わせて使われるようになることで，要求水準が高くなり，それに合わせて進歩しています。 その光学素子·素材の性能は，従来の装置で評価可能なレベルを遥かに上回るまでに高度化しています。そのため，従来の装置では成し得ない精度での評価が可能な高性能である分光光度計が求められていました。 それは，正確な性能評価ができなくては，確実な技術的進歩が望めないためです。 V-7000シリーズは，このような高性能を必要とする光学材料関連などの分野の要求に応えることができるオンリーワンの装置です。