ゴム用加工助剤最近の進展と応用＜ストラクトール＞総合紹介－1－

摘要

加工助剤は今日では生産工程の合理化·効率化を助成する材料としての認識が深まり，配合に考慮されるべき必須アイテムとして利用されるようになった。 しかし，かつてのゴム配合技術者にとって加工性を手直しする手段に加工助剤を利用することはむしろ消極的であった。 一方，ゴム配合にすでに定番となっている，化学的に十分確立された，旧来の老化防止剤·加硫促進剤類について，加工性を改良するように工夫された調合薬品が上市されたりしたが，品質の均一性に欠けるものも多く製品として信頼に足るとはいえなかった。 結局ユーザーはどうしようもない場合を除いて加工改良用の材料に目を向けることもなかったので，そのような材料の組成や，とりわけその効き目を十分認識するにも無理があった。 これは正に促進剤類と係わる架橋反応または老防の反応過程を理解することと全く違う状況であった。