第14回OIML総会、第47回CIML委員会、及び第19回APLMF総会の報告

摘要

2012年秋に法定計量分野の三つの国際会議に参加する機会を得たので、国内には紹介される機会の少ないこれらの会議の概要について報告する。国際法定計量会議（OIML総会）はOIML（国際法定計量機関）の最高決定機関であり、原則として4年に一回開催されている。そして国際法定計量委員会（CIML委員会）はOIMLの理事機関として総会を支える役割があり、毎年開催されている。CIML委員会ではOIMLの財政、人事、基本政策、証明書制度、技術案件などに関する予備的な審議が行われ、これらの審議結果がOIML総会において最終的に承認される。2012年12月現在のOIML加盟国は正加盟国57 カ国と準加盟国64カ国で、CIML委員長は英国のPeter Mason氏（NMO／国立計量局）が、そしてBIMLの局長は米国出身のStephen Patoray氏が担当している。最近のCIML委員会は、オーストラリア·シドニー（第43回：2008年）、ケニア·モンバサ（第44回：2009年）、米国·オーランド（第45回：2010年）、チェコ·プラハ（第46回：2011年）にて開催されており、第13回OIML総会は2008年にCIML委員会と同時に開催されている。